DateTime::__construct

date_create

(PHP 5 >= 5.2.0, PHP 7)

DateTime::__construct -- date_create新しい DateTime オブジェクトを返す

説明

オブジェクト指向型

public DateTime::__construct ([ string $time = "now" [, DateTimeZone $timezone = NULL ]] )

手続き型

date_create ([ string $time = "now" [, DateTimeZone $timezone = NULL ]] ) : DateTime

新しい DateTime オブジェクトを返します。

パラメータ

time

日付/時刻 文字列。有効な書式については 日付と時刻の書式 で説明しています。

ここに NULL を指定して $timezone パラメータを使うと、現在時刻を取得できます。

timezone

$time のタイムゾーンを表す DateTimeZone オブジェクト。

$timezone を省略した場合は、 現在のタイムゾーンを使います。

注意:

$time パラメータが UNIX タイムスタンプ (@946684800 など) であったりタイムゾーンつきで指定した場合 (2010-01-28T15:00:00+02:00 など) は、 $timezone パラメータや現在のタイムゾーンは無視されます。

返り値

新しい DateTime のインスタンスを返します。 手続き型 の場合は、失敗したときに FALSE を返します。

エラー / 例外

エラーがあった場合は Exception を発生させます。

変更履歴

バージョン 説明
5.3.0 time日付と時刻の書式 として無効な場合に、例外がスローされるようになりました。 これまではエラーが発生していました。

例1 DateTime::__construct() の例

オブジェクト指向型

<?php
try {
    
$date = new DateTime('2000-01-01');
} catch (
Exception $e) {
    echo 
$e->getMessage();
    exit(
1);
}

echo 
$date->format('Y-m-d');
?>

手続き型

<?php
$date 
date_create('2000-01-01');
if (!
$date) {
    
$e date_get_last_errors();
    foreach (
$e['errors'] as $error) {
        echo 
"$error\n";
    }
    exit(
1);
}

echo 
date_format($date'Y-m-d');
?>

上の例の出力は以下となります。

2000-01-01

例2 DateTime::__construct() の複雑な例

<?php
// そのコンピュータのタイムゾーンでの日時の指定
$date = new DateTime('2000-01-01');
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";

// 指定したタイムゾーンでの日時の指定
$date = new DateTime('2000-01-01', new DateTimeZone('Pacific/Nauru'));
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";

// そのコンピュータのタイムゾーンでの現在日時
$date = new DateTime();
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";

// 指定したタイムゾーンでの現在日時
$date = new DateTime(null, new DateTimeZone('Pacific/Nauru'));
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";

// UNIX タイムスタンプの使用例。結果のタイムゾーンは UTC となることに注意しましょう。
$date = new DateTime('@946684800');
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";

// 存在しない値は繰り上がります
$date = new DateTime('2000-02-30');
echo 
$date->format('Y-m-d H:i:sP') . "\n";
?>

上の例の出力は、 たとえば以下のようになります。

2000-01-01 00:00:00-05:00
2000-01-01 00:00:00+12:00
2010-04-24 10:24:16-04:00
2010-04-25 02:24:16+12:00
2000-01-01 00:00:00+00:00
2000-03-01 00:00:00-05:00

参考