はじめに

SDO 用の XML データアクセスサービスを使用するには、 SDO の背景となる概念を理解しておく必要があります。例えば データグラフ、データオブジェクト、XPath とプロパティの表現法などを理解しておきましょう。 これらの概念になじみがない場合は、まず最初に SDO の節を見るとよいでしょう。

XML DAS の役割は、アプリケーションと XML データソースとの間のデータ移動を行うことです。 XML データソースは、ファイルあるいは URL のどちらでも使用可能です。 SDO の作成およびメンテナンスは、常にモデルに基づいて行われます。 型の名前やその型が保持するプロパティの名前などがモデルに定義されています。 XML から取得するデータの場合は、XML スキーマ言語 (xsd ファイル) で記述されたスキーマファイルに基づいて SDO モデルが作成されます。 XMLDAS を初期化する際に、このスキーマファイルが作成メソッドに渡されることが多くなります。 » SDO 2.0 仕様 で、XML と SDO の間での型の対応が定義されています。 PHP の実装では、制限がいくつかあり、 仕様に書かれている内容がすべて実装されているわけではありません。 この制限については後でまとめます。