インストール手順

OPcache のインストール手順は、どのバージョンの PHP を実行しているかによって異なります。 詳細は以下の適切なセクションを参照してください。

注意:

OPcache を » Xdebug と一緒に使う場合は、OPcache を Xdebug より前にロードさせなければいけません。

PHP 5.5.0 以降の場合

OPcache は共有ライブラリ形式の拡張モジュールとしてしかコンパイルできません。 --disable-all を指定してデフォルトでコンパイルされる拡張モジュールを無効にしている場合は、OPcache が利用可能になるように --enable-opcache オプションを使って PHP をコンパイルしなければいけません。

いったんコンパイルすると、zend_extension 設定ディレクティブを使って OPcache を PHP にロードできます。これは zend_extension=/full/path/to/opcache.so という設定で行えます。Windows の場合は zend_extension=C:\path\to\php_opcache.dll を使います。

PHP 5.2, 5.3, 5.4 の場合

この » PECL 拡張 モジュールは PHP にバンドルされていません。

この PECL 拡張モジュールをインストールする方法は、 マニュアルの PECL 拡張モジュールのインストール という章にあります。 新規リリース・ダウンロード・ソースファイル・管理者情報・CHANGELOG といった関連する情報については、次の場所にあります。 » https://pecl.php.net/package/ZendOpcache.

この PECL 拡張モジュールの DLL は、現在存在しません。 Windows でのビルド も参照ください

推奨される php.ini の設定

良好なパフォーマンスを得るために、一般的に推奨される設定は次の通りです。

opcache.memory_consumption=128
opcache.interned_strings_buffer=8
opcache.max_accelerated_files=4000
opcache.revalidate_freq=60
opcache.fast_shutdown=1
opcache.enable_cli=1

opcache.save_comments を無効にし、 opcache.enable_file_override を有効にしたいと思うかもしれませんが、この設定を行う前に実運用環境であなたのコードを必ずテストするようにしてください。なぜなら、この設定は特にドキュメント向けのコメントやアノテーションを使っている場合に、既存のフレームワークやアプリケーションが壊れることが既知の現象としてあるからです。

OPcache がサポートしている設定ディレクティブの完全なリストは 実行時設定 のページにあります。